不動産鑑定士 定年後

定年後の行方 退職後の不動産鑑定士として独立は難しいか?

Sponsored Link

不動産鑑定士として定年退職後、独立することは難しいのでしょうか?
あなたは新聞や雑誌等などで不動産鑑定士は地価公示等の公的評価があるから
不況時でも安定している、という話を読んだことはありませんか。

 

だから独立開業も可能なんだとか。

 

2014年以降は多くのいわゆる「団塊世代」の人が定年退職者になっています。
その数約800万人ともいわれる団塊世代はそれぞれ皆さん、環境や立場が異なるので、
退職者すべてが独立を望まれているわけではありません。

 

また、定年後に必要になる現金はいくらかという議論がしばしば行われています。
夫婦二人で4,000万円が必要だとか7,000万円が必要だとか言われているようです。
おそらく20年間で年200万円必要なので4,000万円となるのでしょうか。

 

年200万円ではあまりにも少ないので余裕のある優雅な生活には350万円ぐらいは
必要というのか、いずれにしても現役を退いたとは言え、老後の生活のために現金を
消費し続けるのは避けられないかと思います。

 

そこで不動産鑑定士ですが、現在の最終合格率は僅か3%にも満たない難関で、
その合格者の大半は30代以下です。
(もちろん40代以降のかたもいらっしゃいますが。)

 

失礼を承知で言わせていただくと、還暦間近の方が、あの難解な鑑定理論を暗記し、
理解して論文を作成することは本当に大変な挑戦だと思います。

 

今、不動産鑑定士の鑑定需要は冷え込んでおり、地価公示をはじめとする公的評価は
事業仕訳により将来どうなるかは分かりません。

 

つまり、昨今の財政難の状況下のなかで、公的評価のみで鑑定士が立ち行くには
厳しいと言わざるを得ません。

 

もっとも地価公示の標準地は1ポイント6万程度で、1人当たり15ポイント前後くらいですが、
鑑定業界では全くのボランティアとして有名な仕事です。

 

ただ、地価公示の仕事に携わることで、他の仕事の受注機会を得ることができますので、
評価人として取り組んでおられる不動産鑑定士は多いです。

 

ところで定年退職後、独立した場合についてですが、どんな職業でも経験無くして
簡単にはできませんよね。

 

少しでも専門知識が必要な職業に就いていれば、それがどれほど難しいか分かるはずですが、
定年前に不動産関連の仕事をなさっていたとか、金融機関に勤めていて、担保評価の仕事の
経験がある方とか、公務員で、用地取得または用地売却の仕事につかれていた方などは
現役時代には不動産鑑定士の資格をご存知であり、お付き合いのあった方もいらっしゃる
かもしれません。

 

現状、実務に就いている鑑定士でも単価下落で苦労しており、資格者でも全く関係のない
仕事をしている人、就職できない人もたくさんおられます。

 

資格を取れば違う人生は開けるかもしれませんが、相当の覚悟が必要であることには
間違いありません。
不動産鑑定士は、ご存知かもしれませんが難関です。

 

専門学校の学費は年間20万以上かかりますし、また、合格しても、実務経験か研修を
受けなければ、鑑定士としての最終登録は出来ません。

 

因みに研修には百数十万の費用を要しますが、定年後では何かご縁でも無ければ
鑑定事務所への就職は困難でしょうから、費用は掛かっても、実務研修の方がより
現実的とは思います。

 

かなり厳しいことをお話いたしましたが、不動産鑑定士として独立をし、現役時代の報酬を
望むのは少々難しいかもしれませんが、老後に必要な年200万円〜350万円であれば、
私見ではありますが、可能な範囲ではないかと考えます。

Sponsored Link
Sponsored Link

サイト理念

不動産鑑定士とは

他資格との比較における難易度

ダブルライセンスのメリットとは

不動産鑑定士の年収は

不動産鑑定士試験を突破するには

不動産の基礎知識の情報館

不動産の法務局調査

不動産取引の流れ

不動産価格の査定の実務

不動産取引に必要な融資の基礎知識