不動産 売買契約書 印紙 割印

不動産の売買契約書で印紙を割印する意味とは?

Sponsored Link

不動産の売買契約書で印紙を割印する意味とはどのようなことでしょうか?
収入印紙を「割印して下さい」もしくは「消印して下さい」。
どちらの方が正確なのでしょうか?

 

結論は文言と印紙をまたがって押印していますから割印で間違いありません。
だとしても、収入印紙を押印で再利用不可能にしておりますから、消印だとしても正解。
従って、いずれも正解だったのです。

 

私は、ここの所を理解した際には、こっそりと自分が一人前になったなと感じたものでした。
契約日の2〜3日前に売買契約書と重重要事項説明書を書き終えるとそれを袋とじ(製本)
あるいはホチキスで止めて、契約の用意は完了となるのです。

 

袋とじに関しては契約の著名押印時に、取引当事者すべての人に帯と表紙(表裏)に
またがって印鑑を押して頂きます。

 

ホチキス止めの時は各ページにまたがって印鑑を頂戴します。
このことを契印(けいいん)と言うのです。

 

契印を押す背景にあるのは、内容の差し替えや抜き取りを防止するためで、2枚以上の
文章を関連づけるのになくてはならない押印なのです。

 

ちなみに、契約書を2枚、横につなげる場合も用紙の接続部分には契印をもらうことを
心がけています。

 

ついでながら、取引主任者印や会社印は契印を押すことが必要不可欠であると
思いますか。

 

判断が迷うところですが、私の場合は重説には会社印のみ押すわけですが、
売買契約書には両方とも押しません。

 

重要事項説明書に関しては説明の当事者は会社なのだ(責任を負うとされるのは会社)と
考えていますので、会社印は押しております。

 

売買契約書は売主・買主が当事者で会社、主任者ともども責任の主体ではありませんので
押さないです。
あくまでも当事者か否かの判断に応じて押印をします。

 

売主・買主に売買契約書等に住所を記載して頂くシーンで頭を悩ますことが、
「1丁目34番6号」と書く方が妥当なのか「1−34−6」でも良いのか、
ふさわしい記入方法についてです。

 

結論を言うと、いずれも違いはありませんのでこだわらず書いてもらいます。
ただ、売主は登記簿謄本どおりか、印鑑証明書に基づいた住所いずれかに
した方が後日、司法書士の確認が容易なものと考えます。

 

なお、押印する印鑑は売主は実印ですが、買主は融資がないのであれば
認印だとしても差し支えありません。

 

契約が完了したら収入印紙を貼付(ちようふ)し、用紙と印紙にまたがって
消印(割印)を売主・買主双方にやってもらいます。

 

消印の意味から言えば売主・買主いずれか一人だけの押印で大丈夫かと考えますが、
それぞれが確かめた意味を含めて儀式的に消印を行って頂きます。

 

売買契約書などの読み合わせを実施していると、ミスがあり訂正が求められるシーンに
遭遇するケースがあります。

 

そのような場合、売買金額といった一番重要な情報は訂正をしないで、なるべく契約書を
作成し直すか、変更契約書で対応するようにします。

 

金額の修正は厳禁です。
金額以外に関して、改めて契約書を作り直す時間を作れないときは、次のように訂正をします。

 

1)訂正箇所に元の文字がわかるように二重線を引く
2)訂正箇所の上に正しい文字を書く
3)欄外に「加入(加筆)○字」「削除(抹消)○字」と記入する
4)当事者全員に押印に利用した印鑑を以って捨印を押してもらう

 

気をつける点は後になって勝手に訂正内容を変更できないことを心掛けることです。

 

そのために気を付けてほしい事は、
「数字については加筆されないように大字(だいじ)、漢数字、算用数字を書き分ける」
「捨印は「加入(削除)○字」の近くか、訂正箇所近辺に押す」というような2点です。

 

大字とは聞き慣れないかも知れませんが、法的な文書の改変を防止することを
目的に採用する数字です。

 

“一”ですと“二”“三”‘‘十”に改変ができることもあって、大字の“壱”を使用します。
慣れるまでには少し時間を要するかもしれないですが、励行しましょう。

 

それから、捨印を訂正箇所近辺に押すというのは、私自身が法務文章に精通した
クライアントから指摘されたことです。
確認してみればその通りでした。

 

欄外は他の変更内容に流用されてしまうリスクがあるので、訂正箇所の近くに
捨て印を押すというのが正しいようです。

 

どちらにしても訂正はしないに越したことがないので、売買契約書等を作成途中に
小まめにミスがないか確認する習慣を付けたいものです。
そうやった方が安全です。

Sponsored Link
Sponsored Link

サイト理念

不動産鑑定士とは

他資格との比較における難易度

ダブルライセンスのメリットとは

不動産鑑定士の年収は

不動産鑑定士試験を突破するには

不動産の基礎知識の情報館

不動産の法務局調査

不動産取引の流れ

不動産価格の査定の実務

不動産取引に必要な融資の基礎知識